我が子の英語教育、先生なら…

留学を経験して、流暢に英語を話せることは、海外で仕事をする上でも勉強する上でも助けになると感じます。

ただ、英語が上手に話せるからといって、中身のない話をしたり、仕事ができないと何の意味もありません。

英語力だけで食べていくには、相当な英語力と国際感覚を求められる通訳か翻訳の仕事ぐらいなのではないのでしょうか。

マミーズイングリッシュで、完璧な発音、高い英語力を目指さない理由の一つに、英語を流暢に話せることよりも、英語を使って、どんなことが出来る人なのか、どんな面白いことを話せる人なのかが重要であると考えるからです。

英語力の高さ以上に重要なことが沢山あります。

「愛国心」、日本ではあまり日常生活に上がらない言葉ですが、海外生活では嫌というほど、自分の国について考えさせられます。

「あなたは何が得意?」

「あなたは何が出来るの?」

「あなたの母国はどんなところ?」

海外の人は話している相手の国や歴史、文化について興味津々です。 

現代社会の問題についても「あなたはどう考えているの?」・「解決策は?」なんてことを日常的に聞かれます。

「パールハーバーの攻撃によって日本は原爆を落とされてもしょうがないと僕たちは思ってしまうけど、君の考えは?」

「アメリカは原爆を落としたことで、戦争が終わったと肯定しているけど、原爆を落とさずに戦争が終わる方法はなかったのか?」

表面的であいまいな回答しかできない自分を歯がゆく思っていました。

いかに自分の国のことに無関心でいたか気づかされます。

料理をもっと作れるようにしておけばよかった、日本の地理や観光地に詳しければ良かった、とよく後悔しました。

我が子には…と色々とまだ考えている途中ではありますが、一つだけブレずにはっきりしている指針があります。

それは、「日本の義務教育と高校までの基礎学習をしっかり身につけてもらいたい」です。

英語力だけをつけたいのであれば、インターナショナルスクールで、いいのかもしれません。

ただ、日本人として、自分の国のことを母国語でしっかり学んだ上で、英語に触れさせたいと思いました。

自分のアイデンティティを認識し、海外の様々な文化や人、価値観に触れることで、グローバル人材として重宝されることを実感したからです。

海外では、訛りをもったイングリッシュスピーカーがたくさんいます。

イギリス英語、オーストラリア英語、カナダ英語に中国・韓国英語、その他、国ごとの訛りがある英語をよく耳にします。

あ!この訛りはこの国の人だな?なんてわかって楽しいぐらいです。

よくフィリピン系アメリカ人の友人が、私の訛りある英語をきいて可愛いと、言ってくれていました。

会話をする度に片言で拙い英語を「キュート」と言ってくれるのです。

日本でいう京都のはんなりとした物言いや、博多弁の女子が人気であるのと一緒なのかな?と思います。

その友人は、とにかく私の日本語英語が気に入っていて、よく会話をさせられました。

完璧な発音の英語など目指さなくても、相手に何を伝えたいのか、海外で何をしたいのかが自分でわかっていれば何とかなるものです。

これからお子様のために、英語教室を考えられている方には知っていて欲しいと思います。

完璧な英語を目指さなくても、大丈夫。

いつから勉強を始めても大丈夫。

ただ、出来ないよりはきっと出来た方がこれから様々な人生の岐路にたった時の選択肢は増えると思います。

完璧は目指さず、知っている単語や会話文を増やしていくことが大切です。

苦手意識を持つ前に、知っていることを増やして、言語習得が楽しいものと感じて欲しいです。

家族での海外旅行の役に立てたり、日本で困っている海外の方に片言でもいいから話しかけて助けてあげられるグローバルマインドをもった子が増えて欲しいと願ってます。

ささやかながら、福山の小さな英語教室で地域の英語力に貢献したいと思います。

ご質問・ご相談等ございましたら、下記メールアドレスへご連絡ください。

お問い合わせ: mommys.english.fukucana@gmail.com

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