東日本大震災
毎年、津波の映像を目にすると、深い悲しみに襲われます。
人々の恐怖や混乱が痛いほど伝わってきて、今だに3.11に関連するニュースを最後まで見ることができません。
両親を同時に亡くした幼い子ども達、子を亡くした親、津波が迫る中でお産を迎えた方、電気や物資が滞る中で患者さんと向き合う医療スタッフ、避難を呼びかけようと自らの命が犠牲となった方など、被災された方々のお話に、思わず耳を塞いでしまいます。
震災前には当たり前のようにあった日常の生活と大切な家族が、一瞬にして奪われてしまうことの理不尽さは想像を絶します。
あまりにも沢山の尊い命がこの日に失われてしまいました。
震災当時、西日本に住んでいた私は、被災した方々の深い心の傷や悲しみ、怒りを知る術もありません。
被災しながらも今を懸命に生きておられる方に心の平安と幸せを願って、そして、恐怖の中で突然に命を奪われてしまった方にご冥福を祈って、今年も黙祷を捧げたいと思います。