本の1ページ
留学中、基礎学習の大切さを嫌というほど思い知ったため、高校までの学校教育には並々ならぬ思いがあります。
日本では「勉強好き」とか「教育ママ&パパ」などの言葉は、前向きな表現で使われることが少ないと感じますが、それでも私は自分が「教育に熱心なママ」であることを子ども達にも、たまたま教育について話す機会のあった方々にも、堂々と伝えてきました。
教育の大切さ、本の楽しさ&面白さを大人になって知った私は、我が子には、本から得られる豊かさを子どもの時から体験して欲しいと思い、よく本を購入しては本棚に置いておきます。
今回、題名だけで購入を決めた本の中身を確認していたところ、現在の自分の心境にピッタリなページが目に止まりました。
紙を食べ続ける羊さんの姿がまるで今の自分をみているかのようで、思わず笑ってしまいました。
それがこちらのページです。↓
ライフワークである「英語とこどもの教育」を仕事にしていますが、それ故の大変さも味わっています。
今ぶつかっている壁を乗り越えるために必要な何かが、あともう少しで掴めそうなのですが、まだ得られず、試行錯誤を続けています。
この羊さんのページを読んで、努力の方向は間違っていないんだなと改めて勇気づけられた気がします。
子どもに家庭学習をさせる時の思いとも気持ちが重なりました。
宿題と家庭学習を子供たちには毎日取り組んでもらっていますが、学習量のさじ加減を間違えると、子どもと私との間で要らぬ衝突が生まれます。
毎日、反省と懺悔の繰り返しで、いっそやめてしまった方がお互い幸せなんじゃないかと思う時もあります。
それでも、苦手とする漢字の書き取りテストで100点を取ってきた息子が「練習してて良かった!」と笑顔で言ってくれる日は嬉しくなります。
何事も大雑把で大らかな娘が、ひらがなのプリントやなぞる練習プリントを丁寧に書き直した後で先生からご褒美シールをもらったと誇らしげに話しかけてくる姿には、喜びを感じます。
努力を続けたことによって「やればできる!」という自信を持ち始めている2人の姿に、文句を言われてもたまに私が失敗しても、学習のサポートをしてきて良かったんだと思えます。
好きなことをしている時でも、頑張らないといけない時がある。
辛く苦しい気持ちになったとしても、努力の方向さえ間違えていなかったらきっと大丈夫、ということをいつかこの本の羊さんページで、子ども達が気づいてくれたらいいなと思います。