平和を願い

アメリカの同時多発テロから20年という節目に、アメリカがアフガニスタンから撤退するという大きなニュースが飛び込んできました。

多くの犠牲者を出した20年にも及ぶアフガン戦争が、タリバンの実権掌握という形で終わるのかと…何とも言いようのない感情がこみ上げてきます。

新たに発足するタリバン政権下で、自由と基本的な人権を奪われる可能性がある女性や子ども達、また命の危険が迫っている人たちのことを思うと心が痛みます。

今年の夏休みに、『ちいちゃんのかげおくり』という戦争についてのお話を子ども達と一緒に読み、「戦争は大切な人たちの命を一瞬にして奪うものだから、絶対に始めてはいけないね。」と話したばかりでした。

幼い主人公の「ちいちゃん」が、大切な家族を一瞬にして奪われ、一人孤独の中で死んでいくお話の結末があまりにも悲しくて涙が止まりませんでした。

我が子がそんな目にあったら…と考えただけで辛いです。

日本の子どもたちが当たり前のように経験している戦争や紛争のない日常生活を守っていかなければと思います。

戦争や紛争のない世界を実現するためには何が必要か。

平和のために、市井の一個人に何ができるのか。

他国の紛争を決して他人事とせず、子ども達と平和の尊さについて今後も話し合っていきたいと思います。

緒方貞子さんという日本人で初めて国連の難民高等弁務官を務めた方がいます。

 この方は日本で子育てをしながら「戦争と平和」について、研究を続けていた方と記憶しています。

十数年前に読んだ書籍の知識なので、間違って記憶している箇所もあるかもしれませんが、緒方氏に関する書籍の中で、「難民を生み出す戦争をなくすためには」という答えをはっきりと記してあったように思います。

当時は独身の立場で1人の自立した女性としての憧れをもって書籍を読んでいましたが、今度は親の立場で、書籍を読み返したいと思っています。

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