パッヘルベルのカノン
小学生の時、ゴミ箱から拾ってきたようなボロボロの電子ピアノを誰かに譲ってもらい見よう見まねで練習していました。
学校の音楽発表会では伴奏を任されるようになって平日は3時間、休日は5〜6時間と長い時間、ピアノを弾くことが増えていました。
親から強制されたわけでもなく、子どものやる気だけでよく頑張って練習を続けていたなと思います。
パッヘルベルの「カノン」、瀧廉太郎さんの「花」、「千羽鶴」、「魔王」は、特に練習した記憶があり、今でも懐かしさを感じる曲です。
「千羽鶴」は難しくて、今は全く弾く気になれませんが、「花」や「カノン」は小学校で弾いていた曲なので比較的簡単で、楽譜を買って、今でも時々弾いています。
子育てや子ども達の教育、家事や仕事のやりくりに毎日追われていますが、その合間にでもパッヘルベルのカノンを弾くと、慌ただしさから開放され一時的であっても心を落ち着かせることができます。
何回聴いても、何回弾いても、好きな曲です。
最近読む機会のあった「リエゾン」という漫画の10巻目くらいにパッヘルベルのカノンの曲が出てきた時は驚きました。
「リエゾン」は、自身も発達障害を抱えながら小児精神科の研修医として患者さんと向き合っていくお話です。
話の内容の一部が、いつしかの我が子と自分に重なる部分があり、空き時間に読んでいました。
お気に入りの曲をたまたま読んでいた本の中に見つけた嬉しさと、多くの人に知られている名曲なんだということを改めて実感しました。
もし曲名を聞いてメロディが浮かばない人は検索してみてください。
きっと一度は耳にしたことのある曲なんじゃないかなと思います。
子育てで心身ともに疲れきってしまった時は、お子様と一緒に聴いてみてください。
静かで優しい曲調は、きっと疲れた心と体に染み込んで癒してくれると思いますよ。🍀