流暢な英語でなくても。
私は日本にいながら、流暢な英語を話せるようになる必要はないと思っています。
流暢な英語はカッコいいです。
話せるようになったらそれはそれでいいですよね。
でも何を学ぶにしても、時間やお金はかかります。
お金をかけて短い時間で身につけるのも一つの方法ですし、お金をかけずに時間をかけて身につけていく方法もあります。
どんな方法であっても、子ども達が成長し英語との付き合い方を自分で考えられるようになるまでは、英語でのコミュニケーションを楽しむ力と学ぶ意欲を失わせないことが大事なのではないかと思います。
とは言え,日本の公立学校では、英語を教えられる先生の数が足りていないという現実的な問題もあります。
環境が整うまでには、もう少し時間がかかりそうです。
現状は外部の教室に通っていないと、中学校、高校や大学受験で求められる英語力をつけることは難しいかもしれません。
小学校の外国語科は比較的簡単に乗り越えられそうなレベルですが、中学校、高校では英語の難易度がぐんと上がります。
自ら勉強していける子はいいのですが、そうでない子は、やはり何かしらのサポートがないと、苦手意識につながっていくような気がします。
英語は暗記科目です。
聞いてわかる英語、使える英語の数をいかに増やしてあげるかが、英語嫌いの生徒を減らす鍵になります。
マミーズイングリッシュでは、小学校で学ぶ英語と英検5級に受かるレベルの英語を歌や絵本、ゲームやYouTubeを活用しながら、子ども達が無理なく覚えていけるようサポートします。
「知っている」英語ではなく、「使える」ようにしてから、英検の級別にレベルアップを図りたいと思います。
今までの日本の受験制度では求められなかったことですが、英語を使って学びを深めたり、英語でプレゼンテーションすること、積極的にクラスメイトと英語でコミュニケーションをとることが、小学校高学年から、中・高校と求められることになります。
学習指導要領にも明記されていますので、学校の成績にも影響が出てくるでしょう。
マミーズの生徒さん達には、英検を利用しつつ、片言でも「英語を話すこと」、「使うこと」を意識して英語の学習を進めていけたらと思います。
ブロークンイングリッシュでも自分の意見が言えて、意見の異なる相手の話にも耳を傾けることができる人が世界で十分に通用していける人なんだと思います。
私自身、英語が流暢というわけではありません。
人よりは英語を理解でき、話し相手と日常英会話を楽しめるぐらいのレベルです。
語彙力の足りなさに、もっと勉強しよう!となりますが、発音の悪さや、会話の中の文法を間違えたからといってあまり落ち込むことはなくなりました。
留学時代は話したくてもうまく英語を使えない自分に落ち込むこともありましたが、ホストファザーがかけてくれた言葉を思い出しながら、その時できる限りのことをこなしていたと思います。
ホストファザーの言葉は次のようなことでした。
「君は日本語と英語、2カ国語を知ってる。僕は英語しか話せない。学ぼうとすらしていない。 もっと英語を勉強していることに、誇りを持ちなさい。君の英語を馬鹿にする人は、きっと君よりは勉強していない。そんな人の言う事は放っておきなさい。」
ホストファザーに限らず、周囲のイングリッシュスピーカーは皆同じようなことを言っていました。
「学び」の過程で、完璧を求めるのではなく、完璧ではないけれど、「話してみる」・「使ってみる」練習を続けていく事で、より理想に近づけるお手伝いができればと思います。